『星を編む』凪良 ゆう
『汝、星のごとく』を読んでいないと理解できないかもしれない内容です。3編収録。「春に翔ぶ」北原先生の過去、シングルファーザーになった理由。「星を編む」櫂の遺作を出版しようと奔走する編集者。「波を渡る」暁海と互助会的結婚をした北原先生、成長した娘の結とその母菜々との再会などの後日談。気になったのは、勢いで「私の子です」と言ってしまった若き日の北原先生。菜々の母親の子として届出したので、民法上の父は母の夫になるから認知できないはず。小説では認知して引き取ったことになっている。菜々の子として届出たなら、父がいないので認知できるけど。でも、前作の疑問は解けた感じです。夫婦や親子の形はそれぞれで、周りに振り回されない事が大事です。星を編む [ 凪良 ゆう ]