本ちょこっとかじり虫
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ひらがなで「うたう」声を出して歌うこと以外の意味を再確認した。明確に主張する、詩歌をつくる、という意味もある。同じ大学で出会ったバンドメンバーが卒業後、解散して、それぞれの道を歩き出す。バンドでなくても、うたうことはずっと続けていけるし、良い経験になったのだと思う。小野寺さんらしいハッピーエンドでした。うたう (単行本文芸フィクション) [ 小野寺 史宜 ]
2024.06.26
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作者の本に対する深い愛を感じる作品でした。いつもの医療系とは違う、猫が登場するファンタジー。「本には力がある」確かに、私も本から力をもらってきました。これからも沢山読んでいきたいと思います。本を守ろうとする猫の話 [ 夏川 草介 ]
2024.06.20
殺し屋シリーズ。ツキに見放された七尾、通称「天道虫」がメインで、マクラとモウフのコンビ、並外れた記憶力を持つ紙野結花が登場する。マリアビートルは新幹線の中だったが、今回は高級ホテルが舞台。死体が次々に出来上がるが、最後はホッコリした感じで読了。「他人と比べることが不幸の始まり、リンゴがバラを羨んでどうする」という言葉が印象的だった。777 トリプルセブン [ 伊坂 幸太郎 ]
苦労知らずで能天気なおじさんが、自分勝手に早期退職して始めた喫茶店を半年で潰してしまう。笑える楽しい読書でした。店を潰してから本格的に喫茶店巡りをするなんて、もう呆れてしまう。ただ好きなだけで商売をしようなんて甘いけど、憎めないキャラ。田舎にはカフェも喫茶店も無いけど、あんバタサンドは食べてみたい。喫茶おじさん [ 原田 ひ香 ]
2024.06.13
初めての作家さん。戦中、戦後のモノクロ写真をカラー化した写真集にまつわる4つの短編集。戦争を経験していないのに戦争を語って良いのだろうか、語る資格があるのか、という書店員の疑問から始まる。以前、テレビでモノクロ画像をカラー化したドキュメンタリーを見た。色が付いただけで現実味が増して、より身近に感じられる。知ろうとすること、次の世代に伝えることが戦争を防ぐことになるのだと思う。モノクロの夏に帰る (単行本) [ 額賀 澪 ]