書店で平積みになっていて、ちらっと見たら字が大きかったので即、買いました。
学生時代から読んでみたかったけれど、なかなか機会がなく、今回は映画「母べえ」の影響で増刷され、若者に読まれているらしいですね。多喜二もあの世で喜んでいると思います。
読んでいて気になったのは
「サボ」という言葉が最後の方に頻繁にでてくるところ。
フランス語の「サボタージュ」が転化して「サボる」という日本語になったと思っていたので、この時代に使われていたのかな?と思い、さっそく調べてみると、
1919年(大正5年)9月、神戸川崎造船所でサボタージュ作戦が行われ、賃上げに成功したことが話題となり、同年“sabotage”を略したサボが流行語になる。(日本語俗語辞典)
なんと、労働者の間で使われていたようです。今みたいに「怠ける」という意味ではなくて。
マンガ版もあるんですね!
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