自己中心的な女性の言動が、関わった人たちの人生を狂わせ、巡り巡って自分に返ってくる。
こんな性格の人って身近にいそうだから恐ろしい・・・・・
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
取り柄と言えるのはきれいな空気、夕方六時には「グリーンスリーブス」のメロディ。そんな穏やかな田舎町で起きた、惨たらしい美少女殺害事件。犯人と目される男の顔をどうしても思い出せない四人の少女たちに投げつけられた激情の言葉が、彼女たちの運命を大きく狂わせることになる─これで約束は、果たせたことになるのでしょうか?衝撃のベストセラー『告白』の著者が、悲劇の連鎖の中で「罪」と「贖罪」の意味を問う、迫真の連作ミステリ。本屋大賞受賞後第一作。
メモメモ:(晶子のおじいちゃんの言葉)
人はすべて平等だなんて思ってはいけない。生まれたときから、それぞれが与えられてるものは違うのだから。貧乏人が金持ちのフリをしてはいけない。バカが学者のフリをしてはいけない。貧乏人は慎ましさの中に幸せを求め、バカはバカなりにできることを一生懸命がんばればいいのだ。身の丈以上のものを求めようとすれば、不幸になるだけ。お天道様はしっかりと見ているのだから、バチがあたる。