「常野」とは、常に野にあれ・・・という意味で特定の地域や人をさすのではないそうな。
それにしても、恩田陸の世界は読み応えがあります。
直木賞候補になったとき、「読者を選ぶ作家」と評されてましたが、
絶対にそんなことはありません。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから-「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。
光の帝国(文庫)