恩田陸を知らない人が読んだら、「もうこの人の作品は読まない」と言われそうなくらいの‘書き下ろし’作品です。
地方の高校の同級生三人が東京の大学へ進学し、それぞれの学生時代を過ごす。
こう言ってしまえば、面白みの無い内容ですが、読後感は悪くなかったな・・・・・
『ブラザー・サン シスター・ムーン』は1971年の映画(伊=英)で三人が高校時代に一緒に見た映画。大学時代も同じ思い出を共有しながら、違う道へ進んで行くという、なんとなくノスタルジックな感じが漂う一冊でした。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ねえ、覚えてる?空から蛇が落ちてきたあの夏の日のことを-本と映画と音楽...それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。青春小説の新たなスタンダードナンバー誕生。