象さんに殺される動物園の飼育係はよくあるそうで、死を覚悟して臨む職業なのです。
それより、もうひとつの『クロスフェーダーの曖昧な光』の方が刺激的でした。
新潮社が好みそうな作家さんですね。
「三島由紀夫」の影響を受けてますね、多分
もやもやとした、はっきりしない、ちょっと病的な感じ・・・
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「君が本当に優れた象使いならば、いつか最愛の象に殺される日が来るだろう」奇妙な予言に導かれるかのように、動物園の飼育係をつとめる僕は、美しい象バジュラに魅かれていく...。光を拒絶し遮光カーテンの闇の中で生きる兄と、舞台照明家を志す弟の葛藤を描く新潮新人賞受賞作「クロスフェーダーの曖昧な光」を併録。