表紙の絵がいかにも重い過去を背負った女という感じで、よい雰囲気を醸し出してます。
「いつか陽のあたる場所で」の第二段。ちょうど、図書館の新刊コーナーに入っていたので借りてきました。ラッキー
親兄弟と縁を切られ、‘過去’を隠して生きていく、と言っても仕事を探さねばならない。
そんな芭子(はこ)と綾香(あやか)が出会う人たちとの物語が4篇。
一話づつ完結してるので読みやすいです。
ふたりで UFJ USJへ行って、知らない映画のアトラクションがあると、
「あそこにいた間に封切られたんだ」と、しみじみ思ったり、
「やばい」という言葉がよい意味で使われるようになっているのを知らないで、変な受け答えをしたり・・・
塀の中にいた歳月がどんなに長かったかのかが感じ取れるし、普通の暮らしを望むのがどんなに大変なことかもよくわかる
今回も面白く読ませてもらいました。また続編がでるのかな
いつか陽のあたる場所で
文庫が出てました。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「過去」の背中に怯える芭子。「堀の中」の体験をいまだ不用意に口走る綾香。しかしやっと、第二の人生が、ここ谷中で見えてきた二人だった。コトが起こったのはちょうどそんな頃。二つの心臓は、すれ違った彼らにしばし高鳴り、しばし止まりかけた。ムショ帰りコンビのシリーズ、大好評につき第二弾。