久しぶりに鳥飼否宇さんの本を見つけたので借りてきました。
『異界』を読んで‘サンカ’を知って興味を持ち『風の王国』『戒厳令の夜』と五木寛之の本を古書で探して読んだ時期がありました。(もう絶版になってるかも)
今回も鳥飼さんの独特な世界が現れます。
六つの短編におまけの書き下ろしが一編で、“七つの箱の死”という副題になってます。
いろんなタイプの芸術家たちに振りかかる災い・・・
いちばん恐ろしかったのは、まぶたの裏側を映像に移そうとして、自分の目をくり抜いて眼球型カメラを埋め込んでしまう芸術家。
書き下ろしの最後の章では、六つの事件について探偵が警察と違う推理を語りだす・・・・・ えーっ うっそー
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
当代一流の前衛芸術家たちが創作を競う私設ミュージアム・日暮芸術館。狂気を漂わす芸術作品が死神を呼び寄せたかのように、ひとり、またひとりと人が殺される!犯人は?そして、その動機は?驚愕と納得の七話を収録。