スポーツとしての「掃除」の舞い始めの掛け声がタイトルの「頃良し」なんです。表紙に長い棒のようなものを持って舞っている様子が描かれています。イラストはいぬんこさん。
芸術点と技術点を競うフリースタイルの競技、というとフギュアスケートを連想しましたが、古来よりこの国に伝わる武道で個人、ペア、団体があるそうです
最近、かたい本ばかり読んでいたので、頭のコリがほぐれたみたいです
三崎ファンとしては、十分に読み応えがある作品でした
失われた町を読んで衝撃を受けたときのように、三崎ワールドを堪能できました
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
20XX年、掃除は日本固有のスポーツとして連綿と続きつつも、何らかの理由により統制下に置かれていた。高校で掃除部に所属する樹は、誰もが認める才能を持ちながらも、どこか冷めた態度で淡々と掃除を続けている。しかし謎の美少女・偲の登場により、そんな彼に大きな転機が訪れ─一級世界構築士三崎亜記がおくる奇想青春小説。