部落差別自作自演事件、ノンフィクションですこんな事件があったことを知らなかった自分がショックです
部落出身の人が自分にあてて差別ハガキを出していた、という事実
「同和」や「部落」という言葉が死語になりつつある今、日本人として読んでおくべき一冊だと思います。
ひとつ疑問があります。この事件の犯人、山岡一郎が執行猶予付きの有罪判決を受けた後、部落解放同盟のみなさんが糾弾する場が2回あります。
その中で、山岡一郎に対し「なぜ、結婚した時に姓を変えたのか?」という質問。つまり、その部落にしかない姓((鈴木)から部落出身でない妻の姓(山岡)に変えたのか。
戸籍法では「婚姻の際には夫か妻、どちらかの氏を称する」となっていると思います。だから、姓を変えたのではなく、単に妻の氏を選んだということなのに、「姓を変えたのにムラの中に住んでいるのはなぜか?」という質問事態が理解できません
明治時代になって戸籍制度ができる以前は、中国や韓国のように「夫婦別姓」だったのに、「夫婦同姓」になったのは「解放令」の影響もあったのでしょうか