直木賞受賞作を読んでみたくてブックオフで購入400円
520ページもある長編ですが、睡眠時間を減らして読む価値あり・・・眠
主人公、音道貴子は30歳過ぎたところ。職業、刑事。離婚歴あり。
男性刑事の低俗なひやかしなどはものともせず、トカゲと呼ばれるバイク乗りで、同僚警官との離婚も経て、警察という男社会で働く女刑事の処世術も身につけ、仕事が面白くなってきたところにこの事件。
オオカミ犬と特殊な薬品を使った時限発火装置など事件の内容もさることながら、「女に生まれていいことなんかなにもない」と思う音道貴子が突き当たるのは娘の仕事を理解しようとしない母親なのだ「女の敵は女」同じ働く女として同感です
あと、オオカミ犬の描写もすごかった(付け足しだけど)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した!遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか?野獣との対決の時が次第に近づいていたー。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。