直木賞候補になった書下ろし作品です。なんでこれは賞とれなかったのかな
母娘の愛憎がいらっとするくらい複雑に描かれていますが、母と娘だからこそありえる結末でした、殺人事件なんてどうでもいいや・・・うるっ
舞台が山梨県で、登場人物の名前も「神宮司」や「望月」など山梨にはよくある名字だし、辻村さんの出身地でもあるし、微妙に田舎で以外と東京に近いんです。とても親近感を持って読みすすみました。
世間では‘婚活’が流行っているらいしいけど、この本が出版された3年くらい前は‘合コン’で結婚相手を探すのが20代女性の最終目標みたいでしたね
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
"30歳"という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチエミ。少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。あの"殺人事件"が起こるまでは...。辻村深月が29歳の"いま"だからこそ描く、感動の長編書き下ろし作品。