雨にこんな暖かいイメージを抱いたのは初めてです「しおれたシロツメクサに降る雨がシロツメクサを元気にする」植物にとって雨は恵みなんですね、改めて実感しました
「シロツメクサの頃」はこの本に出てくる老舗出版社の編集者が落ちぶれた作家の新作を偶然読んだことにより、出版までこぎつけた作品の題名です。
若手の編集者がお堅い老舗出版社の上司を説得し、後輩の営業員に協力してもらい、重版するところまでこぎつけ、作家の娘さんといい感じになり・・・・・と悪戦苦闘を描いた内容ですが、表紙の雨のイメージが強くて、装丁のデザインって重要だなと、思ってしまいました
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
本を「作る人」になってみて、わかったこと、思ったこと。あちこちに熱い思いが迸る、小説が届くまでの物語。
過去の人とされていた作家の素晴らしい原稿を手にした若手文芸編集者が、いくつものハードルを越え、本を届けるため奔走する。胸が熱くなる一作。