カテゴリ:ノンフィクション
両親は公務災害認定申請をするが、公務外だとして認定されなかったため、訴訟を起こし、地方裁判所が「公務外災害認定処分を取り消す」という判決をくだした。その期間7年。しかし、被告である災害補償基金が控訴したため、いまも係争中だそうです 災害補償基金は、発達障害のある児童への対応に苦慮し、先輩教諭からの十分な支援を受けられなかったことについて「新採用教諭としてだれでも経験する困難な事例」とか、うつ病の発症も「几帳面、まじめ、職務熱心、責任感があり誠実である個人の性格的な問題で教師にはふさわしくない」とし仕事とは関係ないと主張しているが、管理職である校長をはじめとした学校全体の支援体制があれば一人で抱え込まず自死することもなかったでしょう。多動性障害AD/HDなどの問題のある児童への対応は校長の考えによって学校ごとに差があるようです。性格的な問題にしても、逆に「ずぼらで、不真面目で、不熱心で、無責任で、不誠実な性格」の人が教師にふさわしいならば、「そんな先生に自分の子供の担任になってもらいたくない」と私は思います 一番驚いたことは校長や教頭がAD/HDについて教育者として詳しい知識をもっておらず、「いたずら小僧にてをやいていた」と証言するなど、問題行動を起こす児童に対しての意識がとても低く、担任の指導が悪いと決めつけ、自死した新任教諭の研修記録や問題の児童に関する記録ノートも読んでいなかったし、裁判が始まったあとも読もうとしない。 つまり、こういう不真面目で無関心で責任感のない人でなければ教師としてやっていけない世の中なんです、教育の現場だけでなく、日本の社会全体の問題ではないでしょうかこんな教師に教わった子供たちが社会に出ていくのですから・・・・・ 【目次】(「BOOK」データベースより) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.08.20 21:01:39
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