こんな簡単に見ず知らずの人たちが、もちろん初対面で一緒に死んでしまっていいのでしょうか
それも誘ったのは女子高生
自殺サイトの書き込みも、女子高生の家族との会話も(会話というほどでもないけど)、友達との会話も、何か薄っぺらくて一方的で感情がなくてどうでもいいような内容が延々と続きますでもそれが生きる意味を見いだせない現在社会を描いているのでしょうか
考えさせる内容でした
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
猶予は2日。決行日は6月19日神奈川ですーネットに飛び交う「自殺」「逝きたい」の文字。電車の中、携帯電話を手にその画面を見つめる少女、市原百音・高校一年生。形だけの友人関係、形だけの家族ー「死」に魅せられた少女は、21時12分、品川発の電車に乗って、彼らとの「約束の場所」へと向かうのだが...。柳美里、2年半ぶりの最新小説。