絶句!こんな不条理があっていいのか? メディアの傲慢さが一人の研究者を抹殺した そもそも、無責任に小保方さんをバッシングしたマスコミの人たちや、検証実験を行い「スタップ細胞は無かった」と発表した理研の上層部は ネイチャー誌に掲載された論文を読んだのだろうか
この本では、淡々と時系列で事実が書かれ、特に誰を批判するでもなく、ただ自分が未熟だったために起こったこと、と反省している
ネイチャーに掲載された論文は二つあり、それぞれのシニアオーサー(主著者)はハーバード大学のバカンティ先生と山梨大学の若山先生であり、小保方さんは他の大勢いる共著者のひとりでしかない。
記者会見ではそのことを説明しているにも関わらず、メディアは小保方さんが主宰する研究室で実験が行われたように報道されてしまった。
実際は、小保方さんが所属していたハーバード大学のバカンティ研の研究成果と、のちに所属した理研の若山研での研究成果を理研の笹井先生が指導し、作成された論文なのだ。
若山先生が山梨大学へ異動した後に論文の作成が行われ、理研内に小保方さんの研究室ができたのはネイチャーに論文を投稿した後のこと。
しかし、メディアは「理研の研究室主宰者の小保方さんが執筆した論文」であるかのように報道した。
驚いたのは、のちに調査を担当する理研の幹部も 「研究室主宰者の小保方さんに責任がある」と断定していたということだ。 つまり、論文も読まず、当事者に聞き取りもせず、メディアで報道された内容だけを信用して対応していたということだ
素人でも分かることが理研の専門家が理解できないはずがない。
メディアで騒がれたので、ただただ世間体だけを考え、小保方さんだけを“悪”とし、すべての責任を押し付けて研究者をしてのキャリアや人格さえも否定して抹殺したのだ。
また、早稲田大学でも博士論文に対する調査が行われ 「学位規則上、取り消し要件に該当しない」 という結論が出たにも関わらず、最終的に再提出したものが「不合格」とされ博士号は剥奪されてしまった。やはり世間体を気にした結果だろうか
読み終えて涙がこぼれてしまった 日本人の醜さが一番悪い形で出てしまった。でもマスコミの人たちは忘れているんだろうな。調べ直そうと思う人なんかいないだろう 多勢対ひとりの戦いで身も心も壊してしまい、研究者としての将来も閉ざされてしまった小保方さんが気の毒でたまらない・・・
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