屁理屈を繰り返し、彼女の好意にありがたみもなく
べったりしがみ付いて、自分だけ夢を追いかけて、
彼女の夢や将来のことはこれっぽっちも考えず
わがままで自分勝手。
挙句に、彼女の心も体も壊してしまう。
最低の男だね
明治から昭和初期の男から見たら
「泣ける恋愛小説」だったかもネ
劇場 [ 又吉 直樹 ]
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
演劇を通して世界に立ち向かう永田と、その恋人の沙希。夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会ったー。『火花』より先に書き始めていた又吉直樹の作家としての原点にして、書かずにはいられなかった、たったひとつの不器用な恋。夢と現実のはざまにもがきながら、かけがえのない大切な誰かを想う、切なくも胸にせまる恋愛小説。