『ハゲタカ』シリーズで有名な作家さんですが、
初めて読みました。
アルツハイマー病を治す「奇跡の細胞」が誕生。
国家の威信をかけた熾烈な開発競争が始まった。
再生医療をビジネスとして莫大な資金を投資する実業家。
70歳を過ぎ、自分の脳のために治験を急がせる。
金も地位も得たあとに欲しいものは、老化しない脳。
動物実験が行われているものの、
日本ではなかなか治験が許可されず、
アメリカの会社と手を組みアメリカで治験をすることに。
そしたら日本の総理が「日本の技術は他国に渡さない」
と言い出す。でも早く治験をしたい科学者は
禁断の領域に踏み込んでしまう。
アルツハイマー病で苦しんでいる患者や家族のため、
と言いながら、結局、金と欲と面子かな?
今の政権がやってきたことに似てますね。
国民は蚊帳の外。
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