夫の服から落ちた風俗店のポイントカードを見つけてしまった絵里子。
だが、夫に確認できないでもやもやし、
友人に相談したら、「慰謝料もらって離婚したら」
と言われてしまう。
風俗にポイントカードがある事に笑ってしまった。
大学生の娘がいながら、仕事でストレスがたまり、
同じ年頃の風俗嬢に愚痴をこぼし、
癒してもらうために、
ポイントが一杯になるくらい何回も通う。
離婚しようと思っても、
経済的に自立できないと悩む妻は、
垣谷美雨の『もう別れてもいいですか』と似ている。
共働きだったら違ったのかな。
結局、男はプライドの高い生き物なんだ。
たおやかに輪をえがいて (単行本) [ 窪 美澄 ]