家庭裁判所の少年係調査官の話。
「臨床の専門家」として
罪を犯した少年少女たちと向き合い、
話を聴き、再犯しないように更生の道を探る。
あまり知られていないが、
裁判官より大変な仕事だ。
うまく話を聴きだすためには
高圧的になってはいけないし、
信頼関係を築くためには、
相当神経を使うことだろう。
少年たちは、家族の価値観に左右されていたり、
親も気づかない発達障害を抱えていたり、
様々な背景がある。
『ケーキの切れない非行少年たち』のようにならないことを祈ります。
家裁調査官・庵原かのん [ 乃南 アサ ]