竹倉史人『土偶を読む』で
「土偶は植物の姿をかたどった植物像」
という説を望月昭秀が検証した。
結果『土偶を読む』は小学生の自由研究程度の内容だった、
という私の感想です。
縄文時代は1万年と、とても長いので、
土偶だけを見て今の時代の植物や貝に似ていても、
当時の植生や貝の分布、
その実を食べていた証拠があるかどうかの検証が曖昧だった。
望月氏は「編年と類例を無視している」と書いている。
でも、考古学界に一石を投じた竹倉氏が、
解らないことが多い縄文時代に興味を持つ人を増やした功績もあるかな。
土偶を読むを読む [ 望月 昭秀 ]