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2006.06.16
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カテゴリ:新聞記事より
2006/06/10, 日経プラスワン

 化学物質で目やのどが痛くなったり、体調が悪くなったりするシックハウス症候群。
新築住宅に住む人、これから購入しようと思っている人は心配だろう。

 シックハウスを引き起こす化学物質の代表格がホルムアルデヒド。
2003年の改正建築基準法の施行により、建材への使用が制限された。
防蟻(ぼうぎ)剤にクロルピリホスを使用することも禁止された。

 知らない人も多いが、24時間機械換気の設置も義務付けられた。
最近の集合住宅や戸建て住宅は、省エネルギーのため気密性が高い。
気密性が上がると、すき間風を防いで暖かく快適に生活できるが、適切に換気しなければ室内に汚染物質がたまってしまう。

 築10~15年より新しいマンションでは、窓などを閉じると十時間でやっと部屋の空気が一回入れ替わるかどうかというほど気密性が高い。
積極的に窓を開けたり、浴室やトイレの換気システムを長時間動かしたりして、室内の化学物質濃度を下げる努力が必要だ。

 新築やリフォームの際は「F☆☆☆☆」と表示してある建材を選ぼう。
これはフォースターと呼ばれ、ホルムアルデヒド対策が施されていることを示す。

 ただ、シックハウスの原因となるのはホルムアルデヒドだけではない。
室内の化学物質には多くの種類がある。
揮発性有機化合物(VOC)のいくつかの物質に関しては厚生労働省が指針値を公表しているが、それすら法的規制はない。

 これに対し、進んだ業界団体は自主的な表示制度を始めている。
例えば、壁紙のISM規格。
この規格の商品を選んでもそれほど材料費が上がるわけではないので、できれば対策がしっかりした安心のマークが付いた製品を選んでほしい。

 建材にいくら気を付けても家具や家電製品なども化学物質を放散している。
海外ではこれらへの法規制を考える動きもある。
日本でもパソコンに関して、電子情報技術産業協会(JEITA)はパソコンが放出する化学物質の指針値を自主的に定めている。
可能なら指針値を守っているPCグリーンラベルのあるパソコンを購入するとよい。
(早稲田大学教授田辺 新一)
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F☆☆☆☆でも、検査時にホルムアルデヒドが一定量以上検出されなかったらいいわけであって使われていないのではありません。

放散させない方法は、使用量を減らす・・・規制のない他の化学物質で代用する。
      放散されないようにする・・・カプセルやバリアの中に閉じこめておく、
                    検査後に規定量以上放出されても問題なし。  
なので、安全とは言い切れません。

fujito-m





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最終更新日  2006.06.16 11:14:15
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