|
カテゴリ:新聞記事より
2006/06/27, 日刊自動車新聞
三菱自動車は車室内VOC(揮発性有機化合物)発生量の低減に向けて、接着剤を用いている従来からの内装材の接着方法を、ポリプロピレン(PP)を用いた張り合わせに切り替えていく。 これは、接着する面に粉状のPPをまき、PPを加熱して溶かすことで接着剤の代わりとする手法。 接着剤を用いた場合と比べて、VOC発生量は5割以上低減し、さらに張り合わせた部分の強度は同等であるという。 今後、内装材の接着方法は、すべてPPを用いた方法に切り替え、車室内環境の改善につなげていく。 同社は、車室内空間を快適で安全な空間とするため、材料や加工法の改良で内装部品から発生する有機溶剤などのVOC低減を進めている。 03年5月にモデルチェンジした「グランディス」は、内装部品を改良して接着剤から発生する成分を旧型の3分の1以下に削減したほか、塗装から発生する成分も3分の2以下に低減させた。 またグランディスは、たばこ臭や生活臭、ホルムアルデヒドなどを吸着して水や二酸化炭素などに分解する消臭加工表皮材を用いた天井を、自動車業界で初めて採用。 さらに04年10月、「コルト」「コルトプラス」にも採用し、消臭加工表皮材を用いた天井の採用車種を拡大させてきている。 この消臭加工表皮材のほか、インパネの表面塗料やドアトリムのオーナメント表皮接着剤の有機溶剤を低減するなどで、内装部品からのVOC発生量を低減させている。 今回のPPを用いた接着方法は、カーペットなどを張り付けるのに有効で、他メーカーが一部車種の内装材に用いている。 同社は、車室内VOC削減の観点から全車に順次展開していくことを決めた。 ---- fujito-mより 僕の会社では、シックハウス・シックカー対策でセルフィール、ケアフィールの施工を行っています。 セルフィールは公共物にも扱われているものです。 施工されているところを少し紹介いたします。販売元のウィルサポート通信より 大阪市交通局の大阪市バスにおきまして平成16年8月より「赤バス」へのセルフィール施工がスタートいたしましたが、このたび今年の新規導入車両13台も含めて全車両の83台すべてにセルフィール施工を完了しました。 この結果大阪市内を走る「赤バス」の全てにセルフィール施工済みシールが貼付されております。また昨年大型ノンステップバスの新規導入車両20台にもセルフィール施工を行いましたが、今年も同様に新規導入車両の10台にセルフィール施工を行いました。 もちろんこの大型ノンステップ車両にもセルフィールの施工済みシールが貼付されております。 今後は赤バス、大型バスともに新車導入時にはセルフィール施工が標準化され、またシートの張替え時にもセルフィール施工を行ったシートが納入されるという方向で決定しております。 平成18年2月、京阪電気鉄道株式会社(京阪電鉄)の鉄道事業部から「空気触媒セルフィールの商品説明をして欲しい」との依頼があり、京阪電鉄の本社事務所にて説明会を実施致しました。 数日後、駅舎トイレという事で、終電終了後から始発発車までという限られた短い時間内でのトイレ施工。 午前1時から午前5時までの4時間の中で、まずセルフィールの施工時間を乾燥時間も含めて約1時間と設定し、残りの3時間をトイレの清掃及び乾燥時間と設定し、そこから派遣人員の決定を行いました。 京阪電鉄の各駅舎のトイレは毎日定例的に清掃をされており、殆どのトイレで臭いを感じない状況でした。 強いて言えば男子トイレで一部臭いのした箇所があった程度でした。 その原因は・・・小便器の周りへの小便漏れによる尿石が主な要因です。 駅舎トイレのセルフィール施工後、京阪電鉄関係者の方々の感想は総じて良好です。 どのトイレも施工直後から全く臭いがしなくなり、清潔感あふれるトイレに変身しておりました。 今後は1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年と臭気測定が実施されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.07.06 09:10:19
コメント(0) | コメントを書く
[新聞記事より] カテゴリの最新記事
|