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テーマ:花粉症&アレルギー(484)
カテゴリ:新聞記事より
2006/07/05, 日経流通新聞MJ
家庭用エアコンのクリーニング料金が下げ止まりつつある。 新規参入による競合で過去五年間値下げ競争が続いていたが、需要拡大で価格競争に一服感が出てきた。 安さよりサービスの質を重視する消費者が増え、1台当たり1万~1万2000円で落ち着き始めた。 エアコンは内部にほこりや湿気がたまりやすく、放置するとカビが増殖し悪臭の原因となる。 フィルター清掃ならば消費者ができるが、内部清掃には専門の器具や技術が必要という。 業者に特別な資格は要らず家電量販店や引っ越し業者などの新規参入がここ数年相次いだ。 1台5000~1万円といった安値の業者もあった。 最大手ダスキン(大阪府吹田市)のクリーニング料金は1台当たり16,800円。 昨年は3台セットで29,800円の料金プランを導入し実質値下げした。 今年は料金改定を見送った。 「おそうじ宅配便」を運営する住友不動産の料金は1台16,000円。 ダスキンが2台で21,000円のプランを導入した2000年には同じ料金で追随したが、現在値下げは検討していない。 3台セットの値段はダスキンよりも1,700高い。 「予約は2~3週間先まで埋まっている。 値下げで集客する必要はない」(住友不動産)と話す。 ハウスクリーニング大手の長谷川興産(東京・豊島、長谷川芳博社長)、住友不動産の過去3年の部門売上高は、年率約10~20%増で推移。 ダスキンでも昨年度は前の年度比7%増と好調だった。 「運転時のにおいや、ほこりによるアレルギーを気にする人が増えた。 電気代を節約できる効果も消費者に認知された」(長谷川興産)と増収の理由を説明する。 エアコンクリーニングを業者に依頼する消費者は全世帯の1%未満。 サービスの認知とともに今後需要は拡大しそう。 「十分なサービスを提供するには現在の価格が限界で値下げは考えていない」(ダスキン)という。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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