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カテゴリ:新聞記事より
2006/07/03, 日経流通新聞MJ
公共交通機関で禁煙が加速するなか、少数で個別に移動するうえ分煙も難しいタクシー業界は禁煙と喫煙の相反するニーズにどう対応するか、決断しきれないでいる。 法人タクシーの業界団体である全国乗用自動車連合会(東京・千代田)によると、3月末時点の禁煙タクシーは5876台。 5年で6倍に増えたものの、全車両の2.8%にとどまる。 大手の日本交通(東京・品川)は運行する全1638台のうち、禁煙車両はわずか5台。 「路上禁煙の推進で、せめてタクシー内では喫煙したいというニーズも高まっている」。 同社は乗務員の車内禁煙と、乗客の喫煙後の換気を徹底して、吸わない人の要求にも対応しようと努める。 一方、JR東日本は来春、新幹線・特急を全席禁煙にする。 「全席禁煙の要望は多い」という。 JR東海、JR西日本も東海道・山陽新幹線で全面禁煙の新型車両を投入するなど、禁煙車両を大幅に増やす。飛行機を含め長距離移動の主要手段の大半は禁煙となる。 もっとも、日経MJの調査では、「公共交通機関で長距離を移動する際は喫煙席を選ぶ」と答えた喫煙者が49.8%に達しており、実は喫煙席への需要は根強い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.07.10 08:51:02
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