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テーマ:家を建てたい!(9875)
カテゴリ:建築知識
丈夫な住まいには、大きな材料を使う事も大切ですが、補強の金物をきちんと使う事も大切です。
金物を止める位置にも注意が必要です。 この金物は、横材の前側に付ける金物です。後ろ側に付ける金物を同様な方法で付けておられるところもあるので注意 最近よく見かける柱を基礎と連結させる金物「ホールダウン金物」 この金物は、地震等の際に建物が基礎から浮き上がらないように取り付ける金物です。 このお宅では2本しか必要ありません。 危なくないか?と思われるかもしれませんが、コンクリートというものは、潰される力圧縮には強いですが、引っ張られる力にもの凄く弱いです。だから、中に鉄筋を入れて補強して鉄筋コンクリートとしているわけです。 太い鉄筋は横方向に入っています。という事は、地盤沈下等横方向に引き抜きの力がかかった時に強度が出るように設計されています。 上抜きには余り考えられていないのかもしれません。(自論) ですので地震などの場合にも、1点に引き抜きの力がかからず出来れば圧縮側に力がかかるような設計を僕はしています。 それというのは、筋交いを弊社は使いません。面材のみで耐力を取っています。 筋交いやホールダウン金物いっぱいの家は、実は地震に弱いかもしれません。 コンクリート自体も、公共工事では検査しますが民間の建物では検査されないです。 ちなみに弊社は、1件事に強度検査しています。 それから、柱、土台の防腐防蟻処理ですが、薬剤は使用しません。住まう方の健康と木材自体薬剤の性能が落ちた際に、弱くなってしまう可能性があります。 防腐剤付けの木が腐るという実験も先日の日記にも載せているとおりです。 我が社では、エコパラダイスコートを塗るようにしています。 エコパラダイスコートは、周囲の空間を還元環境(マイナスイオン優位)にする事で腐敗菌や害虫を寄せ付けなくするので腐敗しなくなります。 杭にて地中埋設実験した時の写真です↑ 杭で 中側は処理しなかったもの。 右側は処理したもの。 左が、まだらに処理したものです。 間柱での方も 左が処理済み、右が未処理のものです。 未処理のものはぼろぼろになりました。 という実験をふまえて柱、土台処理に自信を持って施工しています。 塗ってすぐ↑ 塗って乾いたもの↓ 耐力壁の面材も合板は使いません。 接着剤が弱ったら強度が落ちてしまうかもしてません。 木ですが湿気を通しにくくもなっています。 そこで調湿性の高いケイカル板基材のものを使用しています。 これで壁内の蒸れも起こさないので、壁内結露による万が一の腐敗等にも安心していられます。 屋根にもこだわりました。 いつもは、波瓦を使うようにして屋根裏への日射を入りにくくして、屋根裏の湿気を抜けやすくしていますが、今回は波のガルバ鋼板製の瓦を使用して、屋根重量を軽くする事にしています。 まだ、材料を屋根に上げるところまでしか出来ていませんが、葺き上がるとキレイになりますよ~ お楽しみに! では次回まで お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.12.12 14:33:30
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