カテゴリ:京の見どころ
. 顕本(けんぽん)法華宗総本山 妙塔山・妙満寺 (みょうとうざん・みょうまんじ) 1389年日蓮上人の教えに帰依し元天台宗の高僧日什大正師(にちじゅうだいしょうし)が67才の高齢時に時の帝・後円融天皇に上奏、顕本法華宗を興し妙塔山・妙満寺を建立し根本道場とする 妙満寺は六条室町の創立より応仁の乱など幾度かの兵火に遭い洛中を移転したが、1583年豊臣秀吉の時代に寺町二条に移り400年にわたり「寺町二条の妙満寺」(今の京都市役所北側)と親しまれてきたが、昭和43年に「昭和の大遷堂」を挙行、現在の岩倉の地に移り今日に至っています 正面は「本堂」 広い参道右側(北面)に本坊・方丈・大書院・開山廟・道場などが立ち並び、左側(南面)は仏舎利塔と塔頭「成就院(じょうじゅいん)」、あと三ヶ寺の塔頭が連なる一大寺院です 朱の反り橋と石橋の向う「山門」です 橋の下は池で今睡蓮と蓮がまだ咲いていました (右)「本坊」 唐風の立派な玄関です 本堂前の間口全幅の広い石の階段と本堂 (右)妙塔山の扁額が架る本堂前です 「仏舎利大塔」(ぶっしゃりだいとう) インド・ブッダガヤ大塔(高さ52m)は、釈迦牟尼仏が悟りを開いた聖地にアショーカ王が紀元前200年頃建てた供養塔で、仏教最高の聖跡とされていますが、その釈迦牟尼仏の教えの象徴として同大塔をかたどり造られた日本初の仏舎利大塔(実物の約1/2)です 正面には日蓮上人の顕されたご本尊と久遠本仏・釈迦牟尼仏坐像が祀られています 仏舎利大塔上部には古来より妙満寺に格護されてきた仏舎利が安置され、下部は全国の檀信徒の納骨堂となり豊田佐吉翁以来のトヨタ家一門を始め多くの篤信者の遺骨が安置されています (右)塔の外壁にはお釈迦様の金色の仏像486体が四方に祀られています 「安珍・清姫伝説の鐘」 "鐘に恨みは数々ござる" 能や歌舞伎等で有名な「娘道成寺」に登場する安珍・清姫の梵鐘がここ妙満寺に伝わっています 鐘は道成寺で蛇身となってより、災厄が多々起こり清姫のたたりと恐れられ竹林に埋められたが、秀吉根来攻めの折大将仙石秀久が京都・妙満寺に持ち帰り当山法華経の供養により怨念が解かれ、音色美しい霊鐘として甦ったとされています (撮影禁止で写真は当山資料より) 「紀伊州日高郡矢田庄・道成寺鋳鐘」とあり最後に天正14年(1359年鋳造)と彫られています、高さ≒1m、直径63c、重さ250kの鐘です、毎年五月中旬鐘供養が行われ、この鐘に道成寺演じる芸能人を始め芸道精進を祈る人が多く訪れます (右)当山「鐘楼」安珍・清姫梵鐘は展示室に保管され、ここに架る釣り鐘は別に鋳造された鐘です 「方丈」 玄関より入り (右)「本坊」前庭に面する座敷です 元成就院の「雪の庭」 江戸時代の俳諧の祖とされる松永貞徳(まつなが・ていとく)の造営による庭で、当山の岩倉遷堂の際に塔頭の成就院よりこの本坊に移築された庭で、比叡山の借景をとりいれた枯山水庭園で冠雪の折の眺望が美しく、雪の庭と呼ばれています 松永貞徳は又清水寺の成就院に「月の庭」、北野の成就院に「花の庭」を造り、成就院「雪・月・花」の三名園と並び称されてきました、この内北野の花の庭は現存しません 庭へ降り(今はオコラレマス)少し右に振ると比叡の峰借景の庭となります 当山に伝わる名水「中川の井」湧き出ていた井戸の遺構と右側の石は1380年代秀吉五条の大橋の築橋の際の橋脚となったものの一つです (右)山門前の池に咲く睡蓮と蓮です 本堂前の石段の上から振り返って眺める霊峰・比叡の山、前は山門と塔頭法光院です お断りです、次回はこの妙満寺と続き記事に出てきました今特別拝観中の清水寺・成就院「月の庭」UPと思っていましたが、この月の庭一切の写真不可との事で記事に出来ません、庭の写真がいけない理由が理解出来ませんがやむなく取り止めにします、同じ様なところ数ヶ寺ありますが京都の世間狭い悪い一面です、抗議の為敢えて付け加えさせて頂きお許し頂きますように。 (TOPページに「花いろいろ」UPしています、今桔梗です ホームで見て下さい) ........................................................................ 京都市バス 「幡枝」下車 徒歩3分 妙満寺HP URL---http://www.kyoto.zaq.ne.jp/myomanji/ ------------------------------------------------------------------------ 被災地に届けよう!
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