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2014.10.01
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カテゴリ:京の見どころ
 落柿舎(らくししゃ)
  
 田園風景が残る洛西・嵯峨野近く、江戸時代の俳人向井去来(ムカイキョライ)が1685年別荘として構えた庵の閑居跡です

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 去来は松尾芭蕉の門人で、その蕉門第一の俳士とされ七歳年下で芭蕉の最も信頼した高弟だったと謂れています

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 当初の庵は嵯峨・天龍寺の北側一丁付近にあったと謂れ広大な屋敷だったと伝えられています
 二代目庵主となる俳人・井上重厚が去来滅後40年余りを経て近くの弘源寺に再建し、後年この地に移設されました
 屋敷前は嵯峨・嵐山見物の足としてご存知の赤いひざ掛けの人力車です


rakusisya-6 ↑右、大きい柿の木です rakusisya-7 ↑門前の石碑
 落柿舎の名の由来は、去来が庵内にあった40本の実鈴なりとなった柿の木を都より来た一商人に売る約束をしたがその夜ほとんどの柿の実が落ち尽くしてしまった所からとされています
 去来の「落柿舎の記」には「ころころと屋根はしる音、ひしひしと庭につぶるる声、よもすがら落ちもやまず」と俳人らしい表現で記されているようです
ただ一説には台風による落実だと記されてもいます

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 玄関門です、落柿舎の揮毫には蕉翁の文字がみえます
 入った所の茅の衝立てが屋敷の風情を高めています


rakusisya-9 ↑「本庵」玄関前の蓑と笠、本来は庵主が在宅時に掛けられ外出時は外されたものです rakusisya-10 ↑玄関脇の土間奥は台所です、仕切りの障子窓にも自らの好みが推し量られます


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 ↑室内天井です、茅葺き屋根の内側の手の込んだ設えがよく見てとれます

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 ↑簡素で落ち着いた二畳の玄関です


rakusisya-12 ↑「嵯峨日記」芭蕉が庵に滞在した折に書かれたもので、「嵯峨にあそびて去来が落柿舎に到る」から始まっています rakusisya-14 ↑玄関上にかかる「落柿舎制札(セイサツ)」去来は俳諧道場として自由に万人の出入りを許しその定めを取り決め掲げました
 
 制札の文面には、俳諧奉行・向井去来との名で「✩世の理屈を謂ふべからず、✩大鼾をかくべからず、✩隣の据膳をまつべし」などユニークな俳席使用規約が記されています


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 ↑二間が続く座敷、客間・書斎という造りです
 左にかかるのは、庵主・去来吟「柿主や 梢はちかき あらし山」庭には洛中第一に古い句碑と謂われるこの句の石碑が残されていますが年を経て判読し難くなっています

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 ↑去来が吟句の際に使っていた文机、向こうは草木溢れる庭が目の前です

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 ↑柿の木に囲まれた茅葺き本庵の全景です

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 ↑庵にはすすきが降りかかり秋の風情があふれます

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 ↑こちらは「次庵」と呼ばれもっぱら句席として使われていました


rakusisya-18-1 ↑庭には四季折々の草花が見られ、現在でも様々な句会席として利用されています rakusisya-18-2 ↑芭蕉が嵯峨日記の一番最尾に記した句の石碑「五月雨や 色紙へぎたる 壁の跡」

 庭には代々の俳人の句碑、供養塔も含め12碑が置かれています

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 ↑庭一番奥の藤の古木、根元はとぐろを巻くように生えゆらゆらと上に伸びています、真っ直ぐなのは全て竹の支柱です、(右上)その根元のUPです (下)上に伸びると左右にに枝分かれし青い葉を付けて立派な藤棚になっています、この下は格好の吟席となるのでしょう


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 ↑今庭には「紫式部と白式部」つつましく清楚な花を咲かせていました


rakusisya-23 ↑次庵の前庭には、優しい薄紫いろの「花虎の尾」見事に花を連ねています rakusisya-25 ↑沢山ある柿の木には今一つだけ、まだ落ちる気配ない実を付けていました

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 ↑嵯峨野付近の早くも木々の葉先色付きかけた風景です

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  落柿舎から少し東へ、嵯峨野田園地帯に色ずく彼岸花です 
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        秋日和 彼岸の花咲き 刈田映ゆ
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        畦道に トンボ行きかう 曼珠沙華
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        秋の野に 想い出忍ぶ 朱のむれ
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        秋色の 田んぼ彩る 彼岸花
 
 彼岸花と田園風景ここでは花に、TOPでは背景に焦点を合わせています


 ★(TOPページに「花いろいろ」UPしています、今 萩・ススキ です ホームで見て下さい)

 ★「京都ええとこ」一覧は こちらからご覧下さい
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京都市バス 「嵯峨小学校前」下車  西きたへ徒歩10分

落柿舎HP URL---http://www.rakushisha.jp/

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最終更新日  2014.10.04 10:49:53
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