|
カテゴリ:よたばなし
落語の名作に明がらすというのがありますが、こちらはお菓子の話。 岩手は遠野に有名な「明がらす」という銘菓があり、なかなかに有名ですが 写真のものは、まあそれを模したものですな。パクリだ。 要は白い生地の中のくるみの切り口が、朝がた飛んでるカラスの姿に似ているとのことで そういった形態の菓子を明がらすと呼んでるようです。 遠野のやつは、米粉に砂糖、くるみ、ごまなどが入っていて 素朴ながら風味豊かなお菓子なのですが、写真のものはちと違う。 材料は水あめ・砂糖・寒天・くるみで、まあ明がらすの基本ファクターは満たしてるのですが これはすごいよ。 世の中にこれ以上ないというくらい甘い。 ただひたすら甘い。 一応くるみは入ってるけど、その風味をぶっ飛ばすくらい甘い。 昨日、友人宅に行ったらこれを出され 「超甘党の君ならば、この菓子のよさがわかるだろう。私は評価できそうにない」 というので、一口かじってびっくり、口に含んだ瞬間白い生地がシュワっと溶けて 甘さが爆発的に広がります。 その甘さにはなんの深みもなく、ただの砂糖の甘みで、砂糖のカタマリだって 口の中で溶けるまでのあいだ少し間がありますが、こやつは爆発的に溶ける。 こんな暴力的な甘みには今まで出会ったことがありません。 くらっとめまいがしたその後に、こめかみがズンと痛み、歯茎が浮きます。 一口に対してお茶を2杯飲んでも甘みが消えません。 どういう仕掛けだ?? ともかく血糖値が急激に上昇するので、人によっては体調を崩す恐れがありそうです。 一度に3個以上食べると鼻血が出るでしょう。 まあしかし、非常に疲れたときなど、もしかすれば役立つだろうし 山で遭難したときも、これと水さえあれば一週間は生きられると思って 一個もらってきました。 何かのおり、食べるようなことがあれば、お茶を大量に用意するなど、十分注意すべきです。 私は今、ひどく胸焼けするので胃薬飲んだところであります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|