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カテゴリ:お酒ぐびぐび
今日出勤すると、会社の方に旅行のお土産をいただきました。
島根の某酒造のお酒なのですが、糖類添加のお酒、所謂三増酒でした。 きっと、その方はいぬがお酒大好きと言うことで喜ぶだろうとわざわざ重たい瓶を抱えて来て下さった事でしょうから、明日は美味しかったと言うつもりではありますが。 20度ということで結構きつい感じですけれど、妙な甘みがそれを隠そうとして失敗している感じです。 三増酒と言う物の説明はちばの酒ものがたりに詳しかったので引用してみます。 --(ここから)-- 白米一トンあたり、三〇パーセントアルコールを二四〇〇リットルまで使用できる。三〇パーセントアルコールは日本酒度プラス五十一度。口が曲がるほどの辛口である。そのうえ味もそっけない。そこでブドウ糖、水あめなど混ぜて清酒の味わいを出す。これら副材料の総重量は原料米のそ重量は白米を超える事ができない。 --(ここまで)-- (ちばの酒ものがたり・千葉県酒造組合発売より) 純米酒を造る大体3倍増になる事からみたいなんだけど。そんなのってありなのかなあ、と思って既出本を読んだら、理由は明快。 経営上、旨みのある酒なんでしょうね。安いコストでできるとなると。日本酒業界も厳しいみたいで、仕方ないのかもしれませんけれど。 ただ、三蔵酒。甘味料のせいでどうしても甘くべたつくし、醸造アルコールの質もあまりいい物でもないだろうというところで(醸造アルコールの原材料に規制ってあるんですかね。ホテイアオイからできているものもあるってききましたけど)、そして添加物のせいで凄い嫌な酔いが回ってくるような気がします このお酒安いのでチェーン店のプライベートブランドとかには大きく顔を利かせてます。 ほとんどの店では日本酒と変わらない扱いしてるだろうし、スーパーや酒屋で何も知らない若い人が安いからってこれを買っても不思議はありませんよね。 三増酒を飲んで日本酒を飲んだつもりになられても困ります。日本酒嫌いといっている方、心当たりはありませんか? まあ、そんな物を戦後ずっと作り続けてる進歩のない業界が嫌いだと言われたら、それまでなんですが。 蔵元の方に直接聞いたんですが、買う人がいるからいいじゃないかって意見の方もおられました。 どうなんでしょうね? 日本酒を普及させるには、こういう所から考えるべきなんでしょうけれど、難しいのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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