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カテゴリ:いぬとふこの日常
メキシコ海軍の練習用帆船です。
朝の6時に岩和田港へ着港するということで、水平線の向こうから来るクワウテモック号をお迎えしました(見てただけ) 10時頃記念式典がありメキシコ大使館のお人やらえらい人が異常に簡単にお話をして済ませました。地元小中学生の演奏なんかもありました。 岩和田はとても小さい田舎の漁師町なので、全部が小規模です。 式典会場 メキシコ大使と乗組員のお方 ちょっと簡単にメキシコと日本の関係を。 今年は400周年なのです。 400年前に乗組員300人以上が乗るメキシコの船が嵐で千葉県の岩和田で転覆、中には亡くなった方もいました。浜まで泳いで流れ着いた人も。御宿の人々は300人位助け人肌で暖めたりしたそうです。 当時の300人ってどんな数字なんでしょうか。例えば学校の40人のクラスが7クラス以上の人間、言葉も通じない異国の人。 御宿はとっても小さい町だからその当時は村民総出で救出したのではないでしょうか。食べ物だってそんなにあったとは思えません。 大多喜の本多の殿様(二代目)と徳川家康がこの事件に関与。 家康は船を作らせて300人を本国へ送り返しています。 それから数百年を経て開国へ。日本は諸外国に不平等条約を突きつけられますが メキシコは日本で初めて平等条約を結んでくれました。 大体この二つがメキシコと日本の大きな出来事ではないでしょうか。 400年のときを経て、そのことを忘れる事無く、日本には大きな港が沢山あるのに、この岩和田に立ち寄ってくれたのがとてもうれしく、交流はまだまだ続いている奇跡に立ち会えて胸がいっぱいになりました。 水兵さんたちもとてもフレンドリーなのです♪ 当初クワウテモック号に体験乗船が出来る予定でしたが、クワウテモック号が入れないくらい浅い海だったので浜から二キロほどの所に停留、地元漁協の方が船を出してくれて、400人が近くまで行きました。 小さな漁船は風を切ってとても気持ちよかったです。波も海も大好き! クワウモテック号はとてもきれいな帆船で、思っていたよりこじんまりとしていて素敵なお船です。 一日いぬとふこは御宿でお散歩したり桑の実を摘んだり(おいしいのですよ。ジャムとか)記念碑へ行ってそれからクワウテモック号をいろんな角度で楽しみました。 夜はライトアップ。 海軍ということは、やっぱり国費でしょうか。 国費でこんな小さな片田舎でのライトアップは、政治的な意味合いとかそういうものは一切抜きだって、頭のよくないふこにだって分かりました。 写真では小さくてわかりづらいですが、派手にライトアップされていました。 不思議なご縁の多分もう二度と会うことの無い人々。 損得抜きの本当の友情とか信頼とか…。もう、ずっと昔のことなのに………。 気をつけて、帰ってね。 ライトアップされたクワウテモック号が見えなくなるまで、お見送りしました。 注;ふこは当初「メキシコの帆船を見に行く」というだけの目的でいきましたので、上記の事を知りませんでした(恥) ので、上記の記述に誤りがあるかも、しれません。 メキシコの歴史や文化を知りたいと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 15, 2009 01:52:14 PM
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