継母ふこりと不育症ふこり

最近、どうもピカとのやりとりで、カチンとくることが多いです
新学期で疲れているピカと、妊娠後期にもなって、つわりに苦しむふこり。

　つわりは朝吐いて、仕事に行くと、ランチは全く問題なく食べ、夕方からまたつわり復活
夕方はすでにランチで摂取した食べ物は、消化されていて、胃がほとんど空っぽの状態なので、
空腹な上、吐き気に襲われます。３時くらいに何かを食べれば良いのですが、ちょうどピカ帰宅で宿題やら、連絡帳チェックをして、ピカの宿題が終わるまでピカもおやつを食べないので、
ふこりだけ食べるわけにもいかず・・・

　そんなことしてると、やってくる、つわりちゃん。

夕方、ピカはおともだちと遊びに行ってくれたので、横になりつつ、ﾄｲﾚに走る。

　幸い、昨日はとっても涼しくて(寒いくらい）毛布と布団にくるまって寝てました。

６時になったらピカ帰宅。寝ているふこりを見て
「ただいま。寝てるの？ご飯は？」

「もうちょっと待って。気持ち悪くてご飯作れない」と訴えると

「またサボり？」と・・・ピカくん・・

今、なんて言ったんだ？サボりだと？？？カチーン

　もう、決めました。今日はピカと会話したら、ふこりは鬼になってしまう気がした。

だから無視してました。（それもある意味鬼じゃないのか？）
　
　１０分くらいたって、携帯をいじっている音がしたと思ったら、どうやらパパに電話をしているらしく・・・

　「もしもし？ピカだけど、今電話してて平気？
　　ふこちゃんがまたサボってねてるからさー。お腹すいちゃったよ。早く帰ってきて～」

と、普通に電話しているなら許す。

　でもね・・・

　今日のピカはちょっと厄介ヤツ・・

　わざわざ、ふこりの寝室前で、ふこりに聞こえるように電話してるよ。

　このやろう・・ケンカ売ってるのか？

　そしてパパ帰宅。「ふこり～大丈夫？」と真っ先に寝室に飛んできてくれるパパさすが優しいパパくん。

　でもそんなパパを見てピカが黙っているわけがない・・・

「ピカが早く帰ってきてってお願いしたのに、なんでふこちゃんのところに先に行くの？」

　と、今度は帰宅直後のパパに向かって失言。

きっとそんなピカの一言で、パパは何かを悟ったようで・・・

　「今のふこりには、無理をするってことが一番いけないんだよ。ピカがそうやってワガママばっかり言ってふこりに無理をさせているから、こうなったんじゃないの？サボって寝てるって言ってたけど、サボって寝てるか、本当に具合悪いか、ピカは分かるのか？」と珍しくパパが説教をたれました。

　きっとピカは甘えたかったに違いない。でもパパはその甘えを分かっていてもピカの態度に一言いいたかったんだろう。

　そしてその後、パパはこう話していました。

　「ピカ、ふこりのお腹の赤ちゃんは、昼も夜もお腹の中で動いてて、ふこりは夜も眠れないことがあるんだよ。でも寝ないと赤ちゃんは大きくなれないし、ふこりも疲れてしまうよね。

　だからサボって寝ているんじゃなくて、赤ちゃんとふこりを休ませてあげるために必要なお昼寝だってことを、もう少し分かってあげてほしいな。本当に辛くて寝ているのに、サボってるって言われたら、ふこりもかわいそうだし、赤ちゃんもかわいそうだよ」と・・・・

パパ・・いいこと言った。

　きっと今日のふこりなら、カチンときて、マジ切れして、大喧嘩になっていたに違いない。

そしたらピカが「ごめんなさい」と一言。

　そして、「ご飯はピカのおこづかいでピザとってあげるよ」と

　す、すいません・・・あのー。私・気持ち悪いんですけど・・・ピザって・・・ピザ・・

でもピカの優しさを受け入れ、パパとふこりは

「ありがとう、でも大丈夫だよ。パパがお金だすから、ピザのチラシ持ってきて」と言い、

　ピカがチラシをとりにいっている間に、ちょっとだけキスしました。

　かれこれ何ヶ月ぶりのキス・・・嘔吐物のにおいが気になるふこりを横目に、

「ピカもこれから大変だなぁ・・・１００パーセントの愛情を今までもらってた分、赤ちゃんに対して、やきもちが始まったんだろうな」と現実に戻っていました。

　ふこりは久々のキスで目を覚まし(眠れる寝室の妊婦←眠れる森の美女とは程とおい）

ピザのチラシを見つつ、お腹がグーグーなってしまいました。こりゃサボりって言われてもしょうがないかなと思う程、空腹でしたわ。

　ピザは危険だったので、別にサラダも頼み、ふこりはむしゃむしゃ野菜を食べました。

いやー、これから大変だなと思いつつ、今日のところは楽しく夕飯を食べようと思ったふこりでした。