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カテゴリ:感想文
「教え力」「日本語ドリル」「頭がいいとは文脈力である」
今まで読んできた齋藤孝さんの本です。どれも良い本だと思えた(仕事上即役立つものだから)ので続けて色々読んでいっているのだけど、今日読んでたのもまた良かったので、自分なりに感想なんかを書いておこうと・・・ 今日読み終えたのが「書く力」。 書く力と言っても原稿用紙10枚以上を書く力です。 今の大学生、社会人などみんな書く力が無い人、もしくは書きたがらない人が多いと私も思う。実際私も大学時代はレポート提出のある授業は排除していってた、まさに「書けない男」でした。 しかし、今は違って「書きたい男」&「読みたい男」になっている。 齋藤さんも本書のあとがきで書いているのだけど、まさに同じような、きっかけがあったのだ。 齋藤さんの場合は小学1年生の時の作文で、私の場合は大学の卒論。 まあ、よくよく考えてみるとこの時期の差が今の差なのかもしれないけど・・・、いや私はまだ若いから同じくらいになったら、多分追い越してるに違いない。「間違いない!」 とまあ時期は違うけど、多分感じたことは同じで、結局は私は出来る男なんだって言う自信がついたことが大きいのだと言うこと。 私の場合、卒論を書くまでは本は読まないし、ましてレポート嫌いで作文なんて大学生でありながら多分小学生レベルだったろう。 しかし、卒論ではテーマが本当に興味があったと言うか、そのときはそのテーマ(コンピュータ関係)についての知識に自信があって気合を入れて卒論に向かった。 そしてそれから10冊ほど本を読んで、方向性を決めて、筆をとる。もちろん卒論だからいっぱい書く。(もちろん書くのも大変だった)そして読み返す。すると情けなくなる。 なぜか?自分の言いたいことが表現できてない。 どう書けば論理を展開していけるのかさっぱり分からない状態だった。 で、大学の先生に見せる。すると魔法を掛けられる。 みるみる形になってくる。 ええ、ふぉふぉーん。 なるほどね~。 そう書けばよかったのか・・・。 と言うわけで、かなりの手助けをしてもらい結局出来上がる。 サスガ大学のセンセ。プロだよあんた。(アラキセンセありがと~ 助けてもらいまくりながら、出来た論文を見て自信になった。(本当に! おかげで、その後は趣味読書と胸を張って言える程度の読書家になり、サラリーマン時代に企画書や設計書なんかで書く方も鍛えられていったように思う。 で、齋藤さんは小学校の作文でそれと同じような体験をして自信をもって文章に接してきたのだと。そら東大いくわな・・・ とまあ、悲観的になってるわけでなく。逆にこの本を書いてくれたことに感謝したい。 内容は本当に何処を読んでも役に立つことばかりに感じる。 第一章 書くことは思考力を鍛える。 うんうん、本当にそう思う。一冊本を読んでもレビューを書こうと思うと本当に色々考えるし、書いて初めて気づくことが多いことにビックリするから。本書では書くために読めって!書くことを前提にか~、良いかも。 第二章 「書く力」とは構築力である。 なるほどね~そんな方法があったのか・・・、引用の仕方や、レジュメの進め。スリーキーワードの所なんて目から鱗がって思ったらコンタクトでしたみたいな・・・、あ、オレ裸眼やった。 第三章 文体について。 ここを読んだ私は、早く小説を読みたくてしょうがない状態です。 自分の立ち位置や、1人称で書くや3人称で書くなど、ホントためになりやした。 この本を私が大学在学中に読みたかったな~。 今でも十分役に立つからいいけどね。 まあ、出会えてよかった5つ星本ですね。 これを読んだ学生諸君。 早く読まんともったいないよ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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