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2005年03月15日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ここ5日間あまり、



私は、不安と後悔にも似た、
心の痛む日々を過ごしている。



いよいよ迫ってきた。



私は、明後日、再び社会人となる。



就職活動は、想像以上にトントンと進んだ。



「4月くらいまでには決めたい」


との希望を遥かに上回り、
何と、今週からの通勤が決まった。



と、同時に、
それは、福と一緒の時間が
減ることをも意味していた。



「まだ早かっただろうか・・・・」

「断乳も済ませていないのに・・・」

「福が可哀想・・・・」



私の心は、常に自問自答を繰り返す。



本当に良かったのだろうか・・・・。と。



そして、今、私は涙が出るほど哀しい。






百貨店へ勤務が決まった私。



昨日は、早速あいさつ回りのために、
お店へと顔を出した。


福は近所の保育園に一時預かり。


この日、福は初めて、保育園で泣いた。


別れ際に、己の状況を察知したのか、
私の顔を見て、大粒の涙を流して泣いた。


今まで、保育園で一切泣かなかった福。


「この子は保育園が好きなんだわ☆」


と、私の中で勝手に決めて、安心していたのだが、
本当は辛かったのかもしれない。


昨日の福の様子が、そのように思わせた。


昨日の福は、給食も残し、
お昼寝もほとんど寝ずに、
とにかく一日グズリまくっていたらしい。


これを聞き、私の不安は、更に勢いを増した。


正直、仕事に、もう、行きたくなくなった。


そして自問自答。


「本当に良かったのか?」



しかし、最早、歯車は回りだした。


後に引くことはできない。



「きっとなるようになる。」


今はそれを信じて、進んでいくしかない。


そんなんで、

かなりブルーな福☆母です・・・・。



そもそも、何故、急に仕事を??


それには経緯があった。


今、ダンナさんは営業職に就いている。


毎日、汗水たらして、私たちを養っていくべく、
働いてくれている。


しかし、ダンナさんには夢があった。


今の仕事ではなく、
福祉の仕事に就く、ということだ。


そして、その夢に向かって、少しずつ動いていた。


まず、休みの日を利用して資格をとった。


一番最低ラインの資格だが、これがないと働けない。


そして、資格を無事に取得し、
後は私が働けるようになったら、
転職して、経験を積み、更なる資格取得を
目指していこう!


と、言う計画であった。


私は、ダンナさんに、
夫として、そして父親として、
是非とも夢を実現して欲しいと渇望していた。


そして、福は1歳になった。


そろそろ、夢に向かって、進んでみるか・・・


と、少しずつ私たちの計画はスタートした。


そして今日に至る。


ダンナさんにこれから、
もっと頑張って夢に進んでもらえるよう、
私も仕事をするという形で協力することとなった。


そして、その次は、私の夢を実現させるのだ。


私は、看護士になりたい!
という夢を持ち続けている。


出産を体験してからというもの、
この夢は今の私の大きな目標となりつつある。


本当は若いうちに資格を取得して、
早く働く方が良いのかもしれない。


しかし、今はまず、ダンナさんの夢を
応援してあげたい。


ダンナさんが福祉の仕事で食べていけるようになったら、
私も夢を実現に変えるチャンスだと思う。


そんな、人生設計をしてみた私たち夫婦。



私たちの夢も大事だが、
何よりも私たちが一番大事にしなければならないのは、
大切な一人息子、福。


福の成長の具合により、
この計画を進めていかなければならない、
と、慎重にしてきたつもりだ。


幸い福はとってもヤンチャに育ってくれた。


家にいるのが退屈なくらいに、
とても活発になった。


いつも、「外に出してくれ!」と、哀願するほど。



最初の試し保育園も、本当に楽しそうに
充実した時を過ごしていた。


2回目はもっと楽しそうに、
保育園の一日をスムーズにこなしていった。


私は、息子の成長が、少し寂しくはあったものの、
嬉しかったし、心強かった。


「これならば、安心して働ける」


そう、確信し、就職活動してみた。


そして、早くも就職先が決まった!


これで、夢へとすすでいける!!!


と、良いスタートをきった。


はずだったのだが・・・・。


現実はそう簡単には行かない。


まず、保育園に空きがなかった。


今まで利用してきた近所の保育園は
一時預かりはOKだったのだが、
すでに満員状態で、入園までに時間がかかるという。


ダンナさんは、まだしばらくは
今の仕事を続ける予定なので、
保育園への送り迎えは
私の仕事となる。


となると、私の仕事の終業時間と、
迎えに行く時間と、通園場所とが、
上手くかみ合う保育園を探さなければならない。


ネットで検索すると、
仕事場の近くに、無認可の保育園があった。


問い合わせると、入園可能という。


福はまだ一度も言ったことはなかったのだが、
この際、仕方がない。


ダンナさんの仕事の都合がつくまでは、
この保育園に預けることを決意する。


昨日、申し込みに行った。


が、しかし・・・・。


私の正直な感想は、


「こんなところに福を預けたくない。」



・・・・・・。


もちろん、ただパッとみた感想なので、
本当にところはわからないが、
とても閉鎖的なイメージがあった。


特に、今までの保育園が新しく、
開放的な園だったので、
尚更そう感じたのかもしれない。


しかし、第一印象は悪かった。


園長先生は男のような乱暴な言葉で
子どもたちを指導している。


園の内部は、「立ち入り禁止」と区切られ、
カーテンで遮られ、中の様子を伺うことはできない。


心なしか、何だが異臭が漂う。


奥のほうで新生児っぽい赤ちゃんの、
泣き叫ぶ声が響き渡る。



福をここに預けるの???
マジですかい??!!


私は一気に不安になる。


まぁ、園長先生の話し方も、カーテンも異臭も泣き声も、
たまたまだったに違いないし、
どこの保育園でもあることであろうが、
なんだか、私の心には嫌なイメージだけが残った。


しかし、急な入園を希望する私にとって、
ここ以外に、良い保育園を見つけることは
出来なかった。


「しばらくの辛抱だから」

と、自分に言い聞かせているものの・・・・・。



はぁ~・・・・。


本当にこれで良かったのだろうか・・・・。


こうやって日記を書きながらも自問自答だ。


しかし、こういった日は、遅かれ早かれ、
必ずいつか来る。



とりあえず、サイは投げられた。


今は、専業主婦の私と、福との
最後の生活となる、明日という一日を
ゆっくりと、充実して、愛情をタップリ注いで、
過ごすことに集中しよう。


大丈夫、大丈夫。


福はきっと大丈夫だから・・・


と、言い聞かせて。





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最終更新日  2012年04月14日 19時10分14秒
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