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テーマ:食べ物あれこれ(50363)
カテゴリ:「食」でしあわせ
テレビの番組でレストランなどの紹介をするレポーターいますよね。「口の中でとろけます。舌触りも滑らか~」とか「衣がカリっとしてて歯ごたえも抜群です」とか多くの言葉を使って表現を工夫してるなあ~と感心します。
でも、それをいくら言われても…あまりおいしさが伝わってこないのはなぜ? それよりも、例えば農家の人が作ったフルーツをその場で食べて表情がパーッと明るくなり、思わず「おいしいっっ!」という一言のほうが、「うわ、おいしそう」とか「食べてみた~い」と思ってしまいます。 レポーターの“表情”だけでおいしい!って伝わるのが一番おいしそうと思えるし、そういうときは、余計な飾り言葉なしに開口一番「おいしい!」と感想が思わず漏れるのが自然ではないんですかねえ。 かつて妹が、地元のラジオ局でレポーターをしていたとき、「日本酒の紹介」をしたことがあります。生放送で撮り直しがきかず全部オンエアされてしまいます。 ある日本酒を飲んでレポートするのですが、事前に「今日紹介するのと同じタイプの味の日本酒だよ」と渡されたものを飲んだら「あ、けっこう軽い感じで飲みやすい」と思ったそう。 しかし番組が始まっていざ飲んだ日本酒は、めちゃめちゃ辛口だったらしく、しかも妹は「では飲んでみまーす」と言って、グイッっとけっこうな勢いで飲み、その後「ブホッッグェッッッ!!!」とむせまくり、その音が全部公に流れてしまったことがありました(笑)。 その時、思わず「ヒェー辛い!!!」と言ってしまったのですが、こちらは「相当辛そうだ」ということだけははっきり伝わってきました。 まあこのときは後でさんざん怒られたみたいですし、レポーターの立場としては失格な出来事だったとは思いますが。 話を元に戻せば、番組で紹介する以上「おいしい」は当たり前。それでは能がないから食材ごとに合わせた表現方法もいろいろ考えるとは思いますが、少なくとも「まだ食べたことのない人」にアピールする場合は、いちいち飾らずシンプルな「おいしい」の言葉で十分だと思いますが。 食べてもない食材をあの手この手で説明されても「うちでいつも買うスーパーの食材よりは高そう、こだわってそうだな」程度しか思えないし、わざわざ店の電話番号をメモしてそこまで食べに行こう……とはならないので。 私と正反対の考えの人も多いかもしれませんけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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