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テーマ:ささやかな幸せ(6736)
カテゴリ:日記
日記が滞りがちですいません。ここ最近は、人形作家の取材をしたり人形作家の取材をしたりしていました。
この雑誌の取材はとても楽しいお仕事ですが、女性編集長に会えることも楽しみのひとつ。わたしは彼女の大・大ファンです。 京都出身京都在住の彼女はYさんというのですが、パっと見、とてもかわいらしい感じに見えます。ハーフのような整った顔だち。 が。見た目とのギャップは相当のもの。おっとりした感じは変わらないものの、言動や行動が不思議ちゃんで、凡人の予想をはるかに上回ることをやってのけます。そして不思議ちゃんに共通しているのは、自身が摩訶不思議な存在であることにあまりに無頓着なのです。 今日も、おもしろいことがありました。アンティークドールの取材だったのですが、ン百万をくだらない超高価な、おフランス人形の撮影でした。 人形の顔は陶器でできているので、倒れたらバリンと割れてしまいます。皆、慎重に扱っていました。カメラマンが机を動かすたびにYさんは、そこまでしなくても…と思うほど、全身全霊で人形を守っていました。 そして彼女は「もし人形が壊れたら…」などぶつぶつ言いながらしばし妄想の世界に入ったあと、なにを思ったのか、突然、「万が一壊れたら私の命と引き換えます!」と叫んだのです。 しかも直後に「私の命じゃ安すぎますよね」と寂しそうに付け加えたのです。 「ハハハ、安くないですよ」とフォローしたのですが 「いやいや私なんて安いもんですよ」と言い返すので 「安くないですよ」 「安いですよ」 「安くないですよ」 「安い安い」 「じゃあ安いんだ、大安売り!」と、最後は何に対して安いのかお互いに分からぬまま押し問答は終了しました。 しかしながら自身をおとしめ、それでも飽き足らず底まで落ちようとするYさんに感動しました。 ん……やっぱ文字であの不思議さを表現するには限界があります。いずれにしても、観察して飽きのこない人NO.1です。 ■「四つ葉のフクロウ」トップページへ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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