広島の社労士・ふくい社会保険労務士の日常生活

一般労働者派遣事業所
の資産要件変更になる。


従来は
純資産：1,000万円
預・貯金：800万円

だったものが、


平成22年4月から
純資産：　2,000万円
預・貯金：1,500万円

平成22年4月とあるが、
実際は更新日直近の決算
書でもって資産要件が問
われる。



来年3月に更新日を迎える
事業所については今期決算
になる。。決算月が6月とか
だったらどうする。


こんな不景気なのに。。


更新日までに資産要件
を満たさない事業所に
ついては、、、


派遣許可の消滅になり、
新たに労働者派遣を行う
場合は再度、許可申請を
行わなければならない。



申請審査期間は派遣事業
は出来ない。

救済措置もありません。


これは大手以外は極めて
厳しい改正だ。


派遣許可消滅ってトコは
結構出ると思う。


不思議なことに。。。
こういう業界自体に不利益
な改正ある場合は・・・


派遣業界をあげて陳情や運動
をするんだろうが、、


派遣切りなどの世論に遠慮し
てか・・・特に動きが無いよ
うだ。


勘ぐった見方をすれば


中小派遣事業所が潰れて、、
ﾊﾟｲが増える大手（資産要件
を満たしている会社）と増え
すぎた派遣事業所に苦慮する

役所の思惑が一致したとも
とれる。



一応、厚生労働省の大儀明文
は。。


経済情勢の悪化に伴い、派遣労働者の解雇や雇止めが行われている現下の厳し
い雇用情勢に鑑み、派遣元事業主による派遣労働者の適正な雇用管理や、その前
提となる的確、安定的な事業運営の確保を図るため、一般労働者派遣事業の許可
基準のうち、財産的基礎に係る要件（資産要件）及び派遣元責任者に係る要件を
改正したので、公表する。（平成21年5月18日）


なんだ。。
どうなん。