移植登録、更新のお知らせが
仕事から帰ると、日本臓器移植ネットワークから郵便物が届いていました。毎年この時期になると「腎臓移植希望登録の更新のお知らせ」が送られてきます。その中には、臓器移植の現状(データ)をまとめた冊子が1冊と、緊急連絡先や現在の透析状況などを記入する「登録更新用紙」、それから5,000円の「更新料払込取扱票」が入っています。「あ~そういえば登録していたのよね~( ̄▽ ̄;)」と自分が移植待機者であることを実感する数少ない機会です。冊子によると、2005年の献腎移植は全国で160件あったそうです。これを多いと見るか少ないと見るかは立場によって違ってくるのでしょうが、移植希望者12,189名という数字からは、かなり狭き門だと言わざるを得ません。2005年に移植を受けられた方の最年少者は4歳、最年長者は74歳だったそうです。レシピエントの選択基準としては、 1.臓器提供施設と移植施設とが近く(同一都道府県)にあること 2.HLA型のミスマッチが少ないこと 3.待機日数(が長いこと) 4.小児(16歳未満)であることなどが点数化されて、その合計点数の多い方から選ばれる仕組みです。ですから16歳未満の場合、登録してから移植までの待機日数の平均は487日!16歳以上の5,492日と比べると10分の1以下なんですって~。正直言って、小児に分類される方が羨ましいという気持ちがなくはないです(^_^;)でも、ドナーとそのご家族の善意によって提供していただいた貴重な臓器は、将来に向けてより可能性のある若い人に優先的に譲られるべきだと私は思っているので、これからもこのスタンスは保っていただきたいですね。個人的には「16歳以上」をひとまとめというのには少々疑問もあって、もう少し細かく、例えば16~30代、40~50代、60~70代というように何段階かに分類していただいてもいいんじゃないかな~とも思うのですが、、、。こういうのは本当に難しい問題ですよね~。