新型コロナウイルス問題の何が怖いのか
新型コロナウイルス、やっぱり患者さんが増えて来ちゃいましたね、、、。私の友人が勤務している病院にも、新型コロナの患者さんが入院されているようですし、少しずつ身近な問題になってきている感じはします。新型コロナについては、感染経路や治療法など、未だに明らかになっていないことも多いので、漠然とした不安を持たれている方も多いと思いますが、軽症で済んでしまう人も多いという情報もありますし、極度に神経質になりすぎる必要はないんじゃないかと思いますね。確かに死亡例も報告されてはいますが、新型コロナに限らず、インフルエンザだって普通の風邪だって、ご高齢者などでは重症化して亡くなるケースは珍しく無いわけですし、新型コロナだけが特別というわけではありませんから。私個人としては、感染力が非常に強そうなことと、潜伏期間が長いと言われていることに関しては、多少不安を抱いています。もし感染した場合、無症状で普通に生活しているうちに、周りの人、特に職場に来院されるご高齢者や免疫力が低下している人に、自分からうつしてしまったら怖いですから、、、。でも、TVやネットの報道などを見てみると、マスクの盗難や争奪戦があったり、医療従事者やそのご家族に対するイジメ問題が生じたりと、過剰な反応をされている方も多いようですね。では何故、パニックに近い状態になってしまう人がいるのか我が職場に来院された患者さんとお話をしていた時に、複数の方から 「死亡率が高いんでしょ」 と言われまして、「なるほど、そういう理由か〜」 と思いましたね。仮に、例えばインフルエンザのように、“感染疑い” の人を全て調べることができていれば、症例数の分母が大きくなることで、重症化する人の割合が減って、「必要以上に恐れることはない」 という印象が持てるんじゃないかと思うんです。でも現時点では 『検査が行われない = 分母が少ない』 が故に、患者数に対する死亡者の割合を、高いと感じる方も多いらしいです。PCRは時間も手間も費用もかかる検査ですし、検査できる数にある程度制限がかかっていることを考慮すれば、重症化していない風邪症状の一般人が 「心配だから調べて」 と言っても、現時点で断られるのは当然だと思います。でも、プロである医師が症状をみて、「新型コロナの検査が必要」 と判断しているにもかかわらず、「条件に該当しない」 と言い張り、頑に検査をさせない国の体制って、如何なものなんでしょうかね検査をすれば、陽性者 (感染者) が出てくる可能性は増えますが、検査させなければ 「感染者はいません」 と言い張ることができるわけで、、、。それって、国の都合なんじゃありませんか「日本は大丈夫ですよ。新型コロナの患者さんは少ないですよ」 と、オリンピック開催問題も含めて対外的に主張したいだけなんじゃ、、、新型コロナ問題で1番怖いのは、現状に即した柔軟で迅速な対応ができない、我が国の杓子定規の体制と、欧米と比較して極端に低い危機管理能力なんじゃないかと感じています。にほんブログ村 いつも応援ありがとうございます★ →ブログランキング 今後とも、ヨロシクお願いいたします★ →