透析生活

先週は、春のようなあたたかさでしたね〜

私が暮らしている地域でも、最高気温が２ケタまで上がりました。


でもその結果、来院される患者さんが激増

あまりに人数が多過ぎて待合室に入りきれず、

外出したり車の中で待つ患者さんまでいらっしゃいました


こういう時には必ず 「何やっているんだ 早くしろ」 と、

私たちスタッフに怒鳴ってくる患者さんがいるんですけど、

（そういう人に限って、ドクターの前では “イイ子” になります）

先週は理不尽に怒鳴られることも少なく （ゼロでは無い）、

辛抱強く待っていてくださった患者さんたちには感謝でした


ただ、ショックな出来事も、、、


先週は、月に１回の院内ミーティングがあったんですけど、

そこで後輩２人の退職が発表されました


実は、そのうちの１人からは 「土曜日に休みたい」 と、

以前から相談 （というか愚痴） を聞いていたんですよ。


ただ、我が職場が土曜日も丸々１日診療を行なっていることは、

彼女も充分承知の上で就職している訳ですから、

「若先生に相談しても毎週休むのは難しいと思う」 ということは伝え、

「でも毎週は無理でも隔週なら交渉できるかもしれないし、

それが無理でも 『子供理由』 の休みなら認められるから、

（我が職場では 『(冠)婚(葬)祭』『子供理由』 が優先される決まり）

嘘も方便でその都度有給休暇を申請するとか、裏ワザはある」

ということはアドバイスしていたのですが、、、。


結果的には、土曜日に休める新しい職場を探してきたようで、

４月からそちらに転職することになったそうです。


もう１人は、まさか退職するとは思っていなかったのでビックリ


ただ、昨年結婚したお相手が地方公務員ということで、

「残業が無く福利厚生もシッカリしていて羨ましい」

ということは何度も言っていたので、

今の職場に不満を持っていたことは間違いありません。


彼女は 「暫くは仕事はせずゆっくりします」 と言っていたので、

専業主婦として新しい生活スタイルを作り上げていくようです。


２人には、それぞれの道で幸せになって欲しいと願っていますが、

こんな状況になっても若先生は、

「４月からは人数が減ってしまって大変だろうけど、

残った人たちに更に頑張ってもらわないと困る」 なんて言っていて


「これ以上、どう頑張るんですか」 って感じですよ


今やっている仕事 （外来検査） を少し整理しないと、

どうやっても回らないです。


我が職場では、患者さんが 「◯◯も調べて」 と希望されると、

医学的に必要ないと思っても、ドクターから 「やってみて」 と

オーダーが入ることが度々あるんですけど、

検査をして異常 （変化） が見つかることはほぼ皆無なので、

人手が取られる上に保険請求もできず、

まさに 「骨折り損のくたびれ儲け」 になっていることが多くて。


日本の医療制度では、病名によって請求できる検査内容や

　請求して良い回数が細かく決められているので、

　それに該当しないものは検査しても請求できないんです。


医学的に疑いがあって調べたほうが良いことであれば、

どんなに混んでいても頑張りますけど、

患者さんが興味本位で 「調べて欲しい」 というものについては、

ドクター方が断る勇気を持っていただかないと


先ずはそういう検査を減らすだけでも、

全体の１割くらいは削減できるんじゃないかしら


とは言え、４月からどうなるのか不安しかありません




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