規制緩和の雇用破壊力
石油連盟のホームページには、最近の規制緩和による石油業界(石油の精製・流通業。端的にはガソリンスタンド業界)の激変ぶりがわかりやすくグラフにまとめられていた。このホームページの12番のZIPファイルをダウンロードして解凍すると、きれいなグラフ(複数)が現れる。これによると、ガソリンスタンド(サービスステーション)は1995年3月現在で60,421だったのが、2004年3月で50,067になっている。1999年3月現在で29,000名だった従業員が2004年3月には20,000名になっている。消費者にとっては規制緩和は良いが、業界にとっては大変な痛みを伴っていたことが改めてわかる。自分の職場も「規制緩和」の波をかぶったとたんに大変なことになる、場合によっては職を失うこともありうることが類推される。