高橋洋一「この金融政策が日本経済を救う」
お勧めの本:この金融政策が日本経済を救う 著者は東大の数学科と経済学科を出て、大蔵省に入り、小泉内閣の竹中平蔵のブレーンとして活躍した人です。米国のFRB議長バーナンキやノーベル経済学賞を受賞したクルーグマンの弟子です。 日本はサブプライムローンの影響が少ないのにどうしてこんなに景気が悪いのだろう。それに対する答えが本書です: 景気が悪くなったのは日銀の金融政策の失敗です(マネーのしぼりすぎ)。日銀は早急に0金利政策及び量的緩和を実施すべきとしています。日銀が動かなければ、政府が紙幣を発行すればよいとしています。日本が米国など海外に比べてインフレ率が低いので円高になってしまうので、海外と同じインフレ目標を設定すべきとしています。 海外も、日本が金利を大幅に下げないで円高になり、商売がたきの日本の製造業が壊滅するのを、さぞ喜んで見守っていることでしょう。なお、以下のアドレスでは本書についての勝間和代と高橋洋一の対談がpodcastで聴け、ポイントが良くわかります。http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/book_lovers/2008/12/124-d132.html