レバレッジ時間術
レバレッジ時間術私は図書館で借りて読みましたが、まずまず参考になりました。時間を消費と投資に分けます。通常に時間を使うのは「消費」ですが、著者は、時間を効率的に使う仕組みづくりを「投資」と言っています。これによってレバレッジがかかり、時間がより効率的に使えるようになるという。例えば、ブラインドタッチの学校に通い、10~15時間かけることによって、週5時間のルーチンワークが1時間になります。そうすると年間200時間を生み出すことが出来るのです。15時間の投資で200時間を生み出したというわけです。その他、ためになると思ったことは以下のとおりです。1.面倒なこと、苦手なことをパターン化すると苦にならなくなるということです。「机の上は、毎週金曜日に片付ける」「雑誌は月末に整理する」などと、強制的にスケジュールに組み込んでルーチンワークにすると、深く考えずに自動的にやるようになるので苦になりません。2.時間があるすぎるから時間がなくなるということもあります。例えば、夏休みの宿題について、休みはまだいくらでもあるからいつでもできるとタカをくくって手をつけずにいると、1ヶ月などあっという間にすぎてしまうからです。3.仕事90分、休憩10分で頭を活性化します。4.良い睡眠は日光を浴びて起きることからはじまります。5.「人に任せる」は究極の効率化ですが、優秀な人、能力の高い人は、何でも自分で出来るので、他人には任せられないと思い込んでしまいがちです。この結果、仕事を抱え込んで効率が低下します。かえって、能力はそこそこで人に任せることが上手の人のほうがうまく仕事をこなすのです。6.成功している経営者が意思決定を速く行えるのは、経営的な知識、具体的な数字、取引先の社内情報等事前に様々な情報をインプットしているからです。もし意思決定を求められた場面で即座に判断が出来ないなら、それは情報が不足しているからだと自覚して、「その場で判断をしない」という意思決定をすべきです。