ブラック・スワン上巻をようやく読み終わりました。
ブラック・スワン(上)トレーダーにして哲学者のナシーム・ニコラス・タレブの作品です。レバノン人としての生い立ちと、多量の読書そしてトレーダーとしての経験をもとに、人間の判断の陥りやすい誤りを詳細に自信を持って解説しています。翻訳も以下のように大変軽快です。「LTCMの学者二人は「天才」と呼ばれていたが、実のところ、ベル型カーブに頼ったインチキ数学を使っているだけで、自分ではそれを偉大な科学だと思い込み、同時に、金融業界全体をまとめてボンクラの集まりに変えてしまった。」気に入った文章が多かったので、思わずノート6ページ分、抜き書きをしました。それにしても表紙は原著よりも優雅で素晴らしいデザインです。