円高の一因は民主党のバラマキ
円高で、製造業が生産拠点の海外移転を加速しています。この円高の要因として日本の財政拡大、すなわち民主党のバラマキがあがっています。マネックス証券のエコノミスト村上さんのレポートによれば、「これまでの円高進行は、実は、教科書的な経済理論で説明が可能である。マンデル=フレミング理論に基づけば、「財政政策を緊縮(政府支出減)」+「金融緩和」の双方を採用する国の通貨は安くなる。現在の欧州や米国に相当する。一方、財政政策を拡大(政府支出増加)させる国の通貨に上昇圧力がかかるが、これが現在の日本である。この理論によれば、日本政府・日銀が欧米に負けない強力な金融緩和政策を実行しなければ、円高が進んでしまう。」日銀の金融緩和が米国よりタイミングが送れたために1ドル83円の水準になったのです。民主党の小沢さんは、演説を聴く限り相変わらずのバラマキ志向のようですが、マンデル・フレミング理論の勉強までとはいきませんが、バラマキが円高に関係があることを認識して欲しいと思いました。