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福禄太郎の書評と時事評論

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2011年04月の記事

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ナショナルジオグラフィック・チャネル「超能力捜査」

ナショナルジオグラフィック・チャネルでは都市伝説として超能力を1話から9話まで取り上げています。9話は超能力捜査であり、結論は断定していませんが、超能力捜査は他の科学的方法に比べてきわめて曖昧で、余計な期待を持たせ、誤りが多いことが示されています。間違った人が犯人にされかかったり、警察が無駄な捜索をしたり弊害が多いようです。

April 10, 2011

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金融庁のピンボケの節電計画案

報道では、金融庁は７日、夏の大幅な電力不足に対応するため、銀行や証券会社、生命・損害保険会社などに対し抜本的な節電計画を策定するよう要請した。エアコンの使用中止や消灯の励行などに加え、本社機能移転といった中長期的な対策の検討も求めている、とのことです。しかし、本社機能移転をしたらシステムも変えなくてはならないし、膨大な投資のみならず事務系等の変更によるミスが多発するのではないかと思います。またエアコンの使用中止や、一部金融機関で行われている真っ暗な中での事務は労働環境の改悪のみならず、事務ミスを多発させます。それでなくてもみずほ銀行のようなシステム障害が発生していますので、きになるところです。むしろお金はかかりますが、照明を全てＬＥＤにするなどの方策のほうが効果的で、事務やシステムへの影響が少ないと思います。なお、電気を一番使うのはコンピューターセンターですが、これは自家発電があるので、自家発電を奨励すればよいだけです。本社機能の移転先は名古屋か大阪ですが、いずれも地震や原発被害からは無縁でありません。西日本で地震が起きるのは「想定外」と言うのでしょうか。

April 10, 2011

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節電の影で、ないがしろにされる労働環境

労働安全衛生法や、その下部法令で、労働する場合の明るさ〔照度）、室温などは決まっているはずなのに、東日本では節電の掛け声とともに、ないがしろにされている職場が少なからずあります。特に、組合が御用組合・第二人事部となっている会社がそうです。会社は気づいていないでしょうが、暗い中で作業をして、29度以上の室温で汗だくだくで頭がボーっとして作業すれば、当然事務ミスは増加し、その会社に対する顧客の信頼は毀損するのでしょうが、管理者はそこまで頭が回らないようです。

April 9, 2011

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民主党隠し

統一地方選挙を控えて、いろいろな候補が立候補していますが、今回の特徴は民主党隠しの候補が多いことです。前回選挙では民主党から立候補したのに、今回は無所属となっています。できもしないマニフェストを掲げて、結局何一つ実行できず、詐欺罪にも問われず、政権に居座っているので評判が悪いのは当然ですが、何か潔さを感じません。たまに民主党公認を明示している候補がいると、かえって評価したくなる気分です。前回、みんなの党がいいかなと思ったのですが、震災を経験すると、結局頼りになるのは公務員だ、自衛隊・警察・消防だ、と思いまして、もっと数を増やしてゆとりをもって災害対策に備えて欲しいと思いますので、みんなの党の公務員削減には賛成しかねます。あさっては、もう一度選挙公報をじっくり読んで、投票を考えようと思います。

April 8, 2011

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小島寛之「確率的発想法」

【送料無料】確率的発想法通常の確率論の入門書とは異なり、確率モデルの基礎となる考え方、どのような前提でモデルが作られているのかを明快に解説してるユニークな本です。著者は数学科卒業ですが、予備校（ＳＥＧ）で名物教師として勤務するかたわら、経済学の博士号を取得しています。そのため、確率論を数学的のにならず、思想史および経済学の観点から論じています。前半の「日常の確率」では、頻度によるフィッシャー流の確率と、ベイズ流の確率の確執および歴史的な成り立ちを説明して、それぞれの手法の特徴を明確に解説しています。後半の「確率を社会に活かす」では、フランク・ナイト〔リスク）やロールズ〔正義論）、宇沢弘文〔自動車の社会的費用）が出てきます。数式はほとんどありませんが、読了して知的充実感を味わえました。

April 7, 2011

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宮城県沖で発生する地震の周期

【送料無料】地震リスクマネジメント東日本大震災の関係で、「地震リスクマネジメント」なる本を読んでいます。この中で興味を持ったのは地震には周期的に発生すると思われるものと、いつ発生するか全くわからないものとがあり、宮城県沖の地震はおおよそ26ないし43年の間に周期が収まっているとのことです。この場所は太平洋プレートが沈み込んでいる境界で、比較的頻繁に大地震が発生しているそうです。以下は宮城県沖のマグニチュード7.0以上の地震の発生を記録したものです。〔以下で2011年は私が付け加えたものです。〕地震発生年月日　　　発生間隔1793年　　　　　　　　　　　42年1835年　　　　　　　　　　　26年1861年　　　　　　　　　　　36年1897年　　　　　　　　　　　39年1936年　　　　　　　　　　　42年　1978年　　　　　　　　　　　33年2011年

April 3, 2011

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明るい復興策を

武者さんによると、東北4県のＧＤＰは日本全体の4％弱なので、地震の被害が日本経済に与える影響はそれほど大きくないそうです。週刊新潮も心配していますが、残りの96％が自粛ムードで縮小均衡するのが困るところです。東北4件の分までしっかり飲んで、食べて、消費して、消費税も納めてもらいたいと思っています。そういう意味で、石原慎太郎の花見自粛論には、いささか賛成しかねます。また、外人観光客の呼び込みも再開すべきです。復興財源についても公務員の給与を5％削るなどと、民主党は本当に発想が貧困です。給与を5％削れば、その分消費が減って、経済も縮小し、消費税も入らなくなるじゃないですか。そもそも今回の災害派遣で大活躍している、自衛隊・警察・消防・市町村などの公務員の給与を削るなどというのはおかしいと思います。復興財源としては１．復興のための宝くじを早急かつ大量に発行すること。半分寄付、半分夢を買うつもりで多くの人が買うでしょう。ＰＲのためにタレントを雇わないで、復興担当大臣がＰＲすれば経費もかかりません。２．赤十字などを通じて募金が沢山集まっていますが、配分方法が決まらないとのことですが、政府が復興債（無利子、満期10年）を発行して、募金であつまったお金で復興債を買ってもらうのです。10年目の償還には一般財源を使い、この募金は災害対策の基金として、今後の災害に備えればよいと思います。

April 2, 2011

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東京海上日動リスクコンサルティングのレポートは良くまとまっています

東日本大震災のレポートとして、毎営業日更新する、東京海上日動リスクコンサルティングのレポートは良くまとまっています。福島第一原発の状況、各地の放射線状況、主要メーカーの対応など被害の全貌が良く分かります。

April 1, 2011

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