内閣不信任に賛成
管直人首相は、ねばりがある点で安倍・福田両首相にまさり、平時の宰相としては、まずまずですが、現在の危機的状況では物足りなさがあります。いけないのは「いらカン」といわれるとおり官僚をすぐにしかりつけ、官僚の専門性を十分活用できず、知識が無いのにトップダウンで進めようとすることです。そこで、以下の理由により内閣不信任案の提出を支持します。1.法律違反 放射線管理区域を設けなかったこと。 (本来であれば福島市を放射線管理区域とすべきです) 浜岡原発についても手順を踏まず(原子力安全委員会など全て無視)、行政指導で停止を要請した。 国家公務員の給与を引き下げを人事院にはからずに実施。2.放射能汚染対策が遅れている 原子力発電所対応に追われ福島県の除染が進んでいないので、このままでは福島は30年以上人が住めなくなります。 高度の汚染が進んでいるのに、基準値を国際基準より上げることでしのごうとしている。 (校庭について1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに上げる恣意性(後で実質的に訂正):この点で文部科学大臣を問責にすべき) 福島の牛を他の地域に持っていったため、国産の牛肉への風評被害を引き起こした。3.口からでまかせ 「お盆までには仮設住宅を用意」ということを現場の了解も無しに宣言して、結局実現できない。 先日パリで開かれた経済協力開発機構(OECD)の設立50周年記念行事で、再生可能な自然エネルギーの割合を引き上げ、「2020年代のできるだけ早い時期に20%にする」とし、太陽光発電を1000万戸に取り付けると宣言したが、担当の海江田万里経済産業相は「報道で知りました」という次第(閣議で話し合われていない)