90才すぎると歯医者にかかるのも大変
東京都内に住む知人は90歳で、足も悪く、年に数回不整脈で倒れて救急車で運ばれますが、頭はしっかりしています。彼が言うには90過ぎると歯医者にかかるのも一苦労ということです。まず、足が悪いので1階にある歯医者である必要があります。次に90歳を過ぎていると歯医者になかなか予約が入らないのです。断られることが多いのです。「最近はほとんど治療をしていない。」などとうそを言われます。やっと見つけた歯医者は、「うちではできないので近くの○○病院の口腔外科に行ってください。紹介状を書くから。」とくるのです。紹介状をもってその病院へ行くと、「内科の診断書をもってきてください。」とのことで、また近くの内科医院で診断書を書いてもらって、それを持って○○病院へ再度行くのです。なかなか手間がかかります。患者は医者を選びますが、医者も患者を選ぶということでしょうか。確かに、歯の治療中に不整脈で気絶されたら、歯医者さんも困ってしまうでしょう。訴訟リスクもあるでしょう。90歳過ぎた患者の治療には、医者の免責を認めれば、歯医者さんも迷うことなく治療できるかもしれません。