飯島勲「ひみつの教養」を読みました。
ひみつの教養 [ 飯島勲 ]本書は月刊誌「プレジデント」に著者が連載した「リーダーの掟」を大幅に加筆したもので、政治に関する細かいノウハウを披露しています。すべての項目に選択肢形式のクイズが出題されています。知人がかつて某市長選挙に立候補して落選したのですが、対立候補からの妨害工作が激しく苦労したとのことで、選挙に勝つには相当専門性が必要とされると思っていましたが、本書を読んで改めてその思いを強くしました。例えば、著者によれば、週刊新潮の報道に端を発した、第2次安部改造内閣の小渕優子経済産業大臣の辞任は防げたとのこと。週刊新潮の報道の1か月前に日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」に小渕氏の政治資金に対して疑問を呈する報道がされています。政治資金規正法に定める収支報告はいくらでも修正できるので、「しんぶん赤旗」に掲載されたタイミングで収支報告書を訂正しておけばよかったとのことです。なお、本書には西川きよし、山本寛斎、ももいろクローバーZとの対談があります。私は西川きよし氏は単なるタレント議員としか思っていなかったのですが、飯島氏が高く評価しているのには驚きました。